資産形成系のYou Tubeが流行るとともに叩かれ度が増しましたが、本当に悪いものでしょうか
利用して大学行った身としては、「確かに重い借金ではある」
事実として大卒新卒が背負うには結構な金額ではあります。
自分は二種の10万/月を4年でしたので、借り入れは480万円でした。
もう支払い終わってますが、総支払額は520万円。
まあまあだるかった。子供が借りて子供が支払うって感じだと、悪っぽく見えますね。
自分は能動的に選択したので後悔はしてないし、キャリア的にもお釣りがきてますが、なんとなくで大学行くには重いですね。
実は「親が払う」って方法もある
奨学金って、面接・振込先口座・支払い口座が当人であれば借りれます。
卒業後は、支払い口座での引き落としさえできれば、当人への確認は特にありません。給与振込口座である必要もないです。
つまり、奨学金専用の口座を作って申し込みして、卒業後は親がその口座に定額振込しててもいいわけです。
「奨学金を子供に背負わせるのは…」って人はこんな感じで考えてもいいのでは。
で、ここから派生して、親目線で大学資金の用意の仕方を考えてみます。
利息は年利0.2%とかで推移
現在の貸与利率です。
安すぎでは???
これを見て、借りない人っているでしょうかって思ってしまった。
住宅ローンって金利いくらです?車のローンって?
こんな大した審査もないクソ安い利率のローンはそうそうないです。しかもフルローンです。
近年は奨学金借りて大学行く人が増えてるみたいですが、そもそも借りたほうが有利って考える人も多いのでは?(一般的なマネーリテラシー考えるとないか…
現金で支払うより、奨学金借りてその分を投資したほうが遥かに得
ざっくり切り上げて500万円で考えます。
大学資金の支払い方法は「資産から取り崩す」か「奨学金を借りる」の二択。どちらも500万円は用意できてるものとします(用意できてないと選択しようがないので)。
・資産から取り崩す
これは単純に総資産からー500万円されて終わりです。借金もなく安心安全。ぽく見える。
・奨学金を借りる
総資産は減りません。が、借金が残ります。
借金の総支払額は、年利0.2%でいくと520万円。20年で20万円が利息です。
ですが、総資産には500万円が残ったままです。
こいつを20年投資すると、年利5%だと1300万円になります。
低めに見積もって年利3%でも910万円になります。
20万の利息を払うかわりに、低く見積もっても410万円増えます。
奨学金を借りたほうが390万円得するわけです。
奨学金は悪ってのはただのリテラシー不足
という結論です。
もちろん考え方のひとつですので、何を選択しても別に問題ないです。
ただ、損得で考えると迷いようがないって感じです。
少なくとも、持ち家vs賃貸みたいな双方のメリデメ考えてってレベルの話ではないですね。
考えるきっかけになったツイート(自分の)
おまけ(奨学金で賄う場合の入学金)
奨学金を借りる(第二種10万円で費用をすべてフルローン想定)場合、入学金+1年目の学費が支払えません。
入学金は国の教育ローンを使いましょう。
・国の教育ローンで入学金+1年目の学費を借り入れて支払います。
・入学後、奨学金の借り入れを申し込み。確か4月とか早い段階だったので、子供のケツを叩いて確実に申し込みさせましょう。
・面接受かると、5〜6月から振込開始。5月振込なら4月分、6月振込なら4〜5月分が合算して振り込まれます。
・奨学金の振込の1年目分は手を付けずに取っておきます。それを2年目の支払いに充てます。
・同じ要領で振込2年目を3年目、振込3年目を4年目の支払いに充てます。
・奨学金の4年目の振込が丸々浮く。これを国の教育ローンに充てて完済します(足りなければ現金充てても可)
※利息発生するのが卒業後数ヶ月からなので、4年の3月の奨学金振込があった時点で、国の教育ローンを支払ってしまうのをおすすめします。
これで入学金〜卒業までのお金が奨学金だけで支払えます。
ちなみに自分が使った方式なので、説得力はあるかと。悩んでる人はご参考まで。