リモートできない業種には参考にならないと思います笑
リモート固有の問題点
「どうやって仕事をしているかわからない」ってところが大きな問題としてあります。
仕事の仕方をどうしているかわからないので、成果物(ゴール)で判断することになります。残業代出ないってのもこういう考え方ですよね。
このゴールまでの「ルート」が自分で作れる人は問題ないのですが、「ルート」が作れない人は、リモートだととんでもなく手がかかります。
個人的には「ルート」を作れないこと自体が信じられないのですが、世の中には一定数いるみたいです。
ただ、「でもそういう人たちの手間ってリモートでも会社勤務でも変わらなくない?」って思われますよね。
なんでリモートだと余計に手がかかるかというと、今まではわからないことがあれば席に行って聞いてきたと思います(おそらくかなりの頻度)。
それがリモートだとSlack(チャットツール)やzoomになるわけです。
Slackでは「説明手順を考える、文字をたくさん打つ」、zoomは「相手の時間を明確に確保する」っていうハードルができるんですよね。
このハードルが高いので、「聞く頻度も内容も減らす」のです。
でも「ルート」を作れない能力は変わらないので、問題は積み上がったまま。
減らすのは頻度だけで、聞く内容が複数個まとまってればいいんですが、めんどくさいのでそんなことはしないと。
こうなると、他の人と同じ方法で管理すると手遅れになる可能性が高いです。
成果物のフォローも含めて、余計な手間がたくさんかかるわけですね。
完璧でなくとも「ルート」が設定できる人材が欲しい
ここまでの話から、「ルート」作成は特別な能力じゃないですが、これは最低限持っててほしいですよね。
じゃあそれはどうやって判断するのか?というと、下記の経験である程度判断できます。
・チームのスケジュール管理経験がある
→チームのスケジュール管理できる人は、自然と「ルート」を考える能力ができてます
・自分のWBS(Work Breakdown Structure)管理をした経験が3年以上ある
→WBS管理はすなわち「ルート」の管理です。ゴールに必要なものを作業に分解したものがWBSですからね。3年ぐらいやってれば、「ルート」の過不足を調整してきた経験もあるはず。
ITでいうと、上記のどちらかを満たしてれば100%問題ないです。
成果物の質は個人の能力になっちゃいますが、無駄に手がかかることはないです。
まとめ
今ままでならギリギリ雇われてた人材が、明確に篩いにかけられる形ですね。
「この作業って何のためにやるの?」「このゴールに必要なものってなんだ?」とかはアルバイト以外は当たり前に考えてほしいところです。
余談ではありますが、「プログラミングスクール卒業者は使えない」ってのは、この記事に書いたのが主な理由です。
「教えられたことができる」ってことしか証明されていないんですよね。
それだとゴールまでのルートを作ってあげないと走れないです。
プログラマ(というかコーダー)はともかく、エンジニアってルートを作れないとお話にならないので…。