うちの母親ですらこの前の地上波放送で「面白い、売れる意味がわかった」と言っておりました。親からアニメの話を初めて聞いたかもしれません笑
鬼滅の刃ってどんな漫画?
漫画の内容は、「王道ジャンプマンガ」です。凄い目新しいってことは皆無だと思います。
すでに22冊で累計1億部突破ですので、ドラゴンボールの2倍ぐらいの早さ…のはず。42巻で1億2千万部(連載終了時)でしたね。
非常に面白いですが、これ以上の漫画もいくつか思いつくレベルではあります。
なんでバズったのか?
じゃあなんでここまで「バズった」のか?
自分なりに理由を分析します。
1.ポッカリ空いていた「王道漫画枠」
古くから北斗の拳、ドラゴンボール(ちょっとこの時代は一つに絞れない傑作ばかりですが)、ワンピースと、国民的認知度の王道ジャンプマンガが続いてきました。
ワンピースっていつの間にやら超長寿マンガで、もうだいぶ経ってるんですよね。
今の若い世代の人は、「王道ジャンプマンガ」の連載や放送をリアルタイムで体験していないんです。
そこの枠にしっかりしたクオリティの「王道ジャンプマンガ」がハマったという感じですね。
2.主人公が優しい
これも時代に合ってるんでしょうね。オラオラ系とか脳筋系ではないです。
竈門炭治郎はとにかく優しいです。優しくて精神的に強いという、今の時代の最強属性。
「妹が鬼になってしまったので、人間に戻したい」って気持ちが精神的な強さにつながっているのも、今の若い人に刺さるんでしょう。
個人的にはもう一つの「家族の仇の鬼を討つ」という原動力が、怒りを原動力にすることの多い自分は共感します笑
※しかし、優しさの源泉みたいなところは描ききれていないのが残念な点でもあります
3.アニメにとっては最高のディレイ視聴環境
昔と違い、今はストリーミングサービスが低価格でも充実しています。
昔だったら録画するとか、リアルタイムで見るとかが必要だったのが、今は「○○って良いらしいよ」って聞いたら、家に帰るまでもなくその場で視聴できます。
気になったら見てみるってのが即実行できるので、良いか悪いかがすぐ判断できるのです。
ハマればそのままずっと最後まで見られちゃうので、のめり込んでしまうのですね。
4.SNSや各種コミュニティでの口コミ
ジャンプもアニメも、どちらも口コミによって評判が広がりました。
とくに今回映画でやってる「無限列車編」の終わりあたりからジャンプで火が付きだしたようです。
マンガ派の方、アニメ派でも映画まで視聴された方は、なんでこのタイミングかはおわかりですよね?
この口コミによる広がりも、昔にはなかったものです。
その人気の上がり方でアニメ化し、アニメのクオリティも相まって口コミが更に広がって大爆発しました。
令和が生んだモンスターコンテンツならぬ「鬼」コンテンツ
といった、マンガ自体のクオリティだけでなく、いろいろな要素が絡み合ってバズったと分析します。
おそらくこういった分析(もっと詳細なやつ)はメディア会社とかもやってますので、今後こういう狙いでコンテンツを作成するものが増えてくると思います。
※メディアの情報を見てると「ヒット要因がわからない」ってのが本音みたいですが…
ごちゃごちゃ書きましたが、非常に面白いコンテツであることは間違いないです!
まだ未視聴の方は、この映画のやってるタイミングでぜひ!無限列車編は絶対泣けますよ!出来も非常に良かったです!