僕の人生には事件が起きない(岩井勇気)

読了しました。

ハライチの漫才は彼が書いてるわけですけど、やっぱネタ書いてる側は視点が面白いですね。

岩井みたいな優れたセンスはないですけど、結構共感できる「違和感」はありました。

特に同窓会の話とかは共感できましたね。

・今人生が上手くいってる人しか主催しない

・そいつがマウント取るために開いてる

・実際そうだった(仮想通貨で儲けて、それをひけらかしたい奴が主催)

みたいな話ですが、まさにそのとおりですよね笑

同窓会って「懐かしむ」以外には何も価値がなくて、10年に1回とかならいいと思いますが、数年に1回とかは無駄です。そもそも会いたい人には勝手に個別に会うでしょうし笑

あと個人的に強く感じたのは「学生時代の友達」は、「今の自分」と友達になれるとは限らないことです。

学生時代の自分の感性 × 学生時代の友達の感性 が一致してるから友達だったんですよね。

今の自分と合うとは限らないし、逆に今の友達の感性が変わってるかもしれません。

自分でいえば全く違う感性になってますから、結局同窓会から新たに連絡取るようになった人って0人です。

同窓会で会った高校時代の友達は、高校時代の感性のままでした。それが良いとか悪いとかではなく、今の自分と合わないんですよね。

もちろん古くからの友達もいますが、お互い感性は変わりつつも、それなりの頻度で会ってるから少しずつアップデートされていって、大きなギャップになってないから続いてるのだと思います。

こんな風に、改めて考えさせられることも多いエッセイでした。かなり売れてるようですので、ぜひ機会があれば読んでみてください。

僕の人生には事件が起きない

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